日本に藍染が伝来したのは飛鳥室町時代の頃、
ジャパンブルーと呼ばれる日本の藍染の原料は蓼藍(たであい)です。
まず、阿波の栽培農家が夏に収穫した蓼藍の葉を発酵させ乾燥させたスクモという原料を作る
これを搗き固めてボール状の塊である「藍玉」として海路で京坂や江戸へ運ぶ。
紺屋はこれを藍甕に入れて木灰や石灰、ふすまを加えてその上で水を加えて加熱することによって
酵素を活発にし染料を作る。この一連の作業を「藍を建てる」という。
(wikipediaより)
わたしは江戸時代の紺屋のようにはいきませんので
インド藍を使用しています。
藍染の原料となるものは、「たであい」「インド藍」のほかに
沖縄の「琉球藍」ヨーロッパの「ウォード」などがあります。
藍染の仕組み
タデアイが生きてる状態では、
葉の中にインディカンindican(グルコースとインドキシルIndoxylの脱水縮合)という
無色可溶性の化合物が存在します。
葉っぱが摘み取られたり傷ついたりすると、植物中の酵素によって加水分解し
インドキシル(オキシドールの構造異性体)になり、
空気中の酸素によって酸化されてインディゴIndigo(暗青色)となります。
インディゴは水やアルコールには溶けず、
藍として保存されているときはインディゴの状態になっている。
この状態でも、顔料として陶芸や絵画などに用いられる。
いわゆる「すくも」もこの状態。
染めに使うときにはこの不溶性のインディゴを再び可溶性にしなくてはならない。
インディゴは還元するとロイコ体(ロイコインディゴ、黄緑色)という
アルカリ性水溶液に溶ける状態になる。
伝統的な手法として有名なのは、すくもに石灰などを加えてアルカリ性にし、
天然の還元菌によって還元させ、いわゆる「建て」た状態にする。
(ここから、酸化還元による染色を建染めと言うみたい)。
薬品を使えばずっと簡単。
水酸化ナトリウムとハイドロサルファイト(亜ジチオン酸ナトリウム)を加えた溶液に
インディゴを溶かしてできあがり。
ロイコ体となり溶けている状態の液に生地を投入、
引き上げて空気にぱたぱた(水の中で泳がせてもいい)、
あっという間に黄緑色から暗青色へと変化します。
(染色と科学より)
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